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パーソナルカラーに関するコラム
第1回:柿右衛門の紅色
アンティークと絵画はたいへん素晴らしい芸術作品ですね。
アンティークや絵画で用いられる形、色使いは、美の根源だと考えています。
第一回目のコラムとして、世界が認めた柿右衛門の紅色のお話しを。
初代酒井田柿右衛門は、1596年9月25日、肥前国(佐賀県)有田に生まれました。
「濁手(にごしで)」と呼ばれる乳白色の白磁を用いて赤色系の上絵を焼き付ける磁器の作風を確立しました。
「濁」は、佐賀の方言で「米の研ぎ汁」の事を言います。
私達は、つい真白の方が色は映えると思い違いをしてしまいますね。
でも、柿右衛門の磁器は、暖色系の色彩で描かれ、非対称の乳白色の余白が色達を輝やかしています。
この色の組み合わせを自分のファッションに取り入れるのも面白いですね。
柿右衛門の逸話を:
夕日に映える柿の実を見て初代柿右衛門が考案したと言われている紅色は、海外での後付けと言われています。
赤色でも濃淡があり、柿右衛門の違った紅色は、同じ配合で沈澱した色が濃い紅色なんですね。
また、絵柄の力強い柿右衛門と優しい柿右衛門と交互するとのこと。現在は、14代目で優しい絵柄の柿右衛門だそうです。
最後に:
柿右衛門の窯巡りも中々風情があっていいもんですよ!
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