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第85回:お化粧は女性の特権
最近、ボランティア活動を行っている老人ホームの一人のおばあちゃまの元気がありません!
そのおばあちゃまは、以前真っ赤な口紅を塗って欲しいと言われ塗ってあげた所、「18歳に見えるよね〜〜!^^」と、大はしゃぎをされ、私が空かさず、「ごめんなさい!18歳には見えないけど、18歳は若く見えますよ!^^」と、受け答えをした時に、他のおばあちゃま達と大笑いをされてみえた、何時もとっても楽しくって元気な93歳のおばあちゃまです。
そのおばあちゃまが最近元気がなくメイク・ネイルをしたがらなく成ってしまいました!
聞く所によりますと、以前のメイク・ネイルのボランティア終了後に息子さんが面会に来られて、「いい歳して、化粧なんかするな。」って言われてしまい、その日以来おばあちゃまの元気がなく成ったそうです。
車椅子・施設生活をしてみえる93歳のおばあちゃま。あんなに、1ヶ月に1回の私達のボランティアを楽しみにしてみえたのに・・・・・・・・
大半の女性は、光物が好きで自分を誰よりも綺麗に見せたい・見られたいと思うものです。歳は関係ありません。女は幾つに成っても女です!
お化粧ってある意味女性の特権ではないでしょうか!?
息子さんにしてみれば母親。お気持ちは分かりますが、母親も女です。「私、もう化粧はしない。」と、言いながら遠くからメイク・ネイルの様子を窺っている母親の女心をどうか分かってあげて頂きたいと思います。そして、終焉が近づいて来ている母を女として最期を飾らせてあげて頂きたいと切に願っております。
世の息子の皆様は、歳を重ねた母親のお化粧・お洒落をどの様に考え受け止めてみえるのでしょうか?