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第145回:生誕100年「世界のクロサワ」の作品『七人の侍』!!
生誕100年「世界のクロサワ」と呼ばれた日本映画の巨匠黒澤明監督の極めつけの映画「七人の侍」を先日再度鑑賞致しました。
この映画は57年前の1954年、私の生まれた年に公開された作品であり、上映時間が207分、撮影期間が約1年間、制作費2億1000万(現在の30億に相当)を費やした大作です。
舞台は戦国時代。度重なる野武士の襲来から村の農民達を守る「七人の侍」のストーリーですが、野菊畑での心和む淡いラブストーリーが織り込まれております。
そして、目が釘付けに成った戦闘シーンは、白黒だからこその迫力もあり、まぁ〜よくぞ、ここ迄泥だらけに成って俳優・スタッフの方々は撮影されたと何度となく感心させられました。
此処で、私の心に残ったセリフをチョット御紹介させて頂きますね。
長老「腹減ってる侍雇うだよ、腹減ってりゃ熊だって山降りるだ。」
菊千代「俺もそうだった。俺と同じなんだ。」
勘兵衛「勝ったのはあの百姓達だ、我々ではない。」
お金目的では無く、勘兵衛の人柄に集まって来た6人、勘兵衛を含めて「七人の侍」の仕事振りは最高でしたよ!
「王様と私」のシャム王で確たる地位を築いたハリウッドの大スターのユル・ブリンナー氏が惚れ込んで「荒野の7人」を作成されたのは「ごもっとも」と痛感させられた映画でした。
どうぞ、日本が世界に誇る黒澤明監督の「七人の侍」を鑑賞してみて下さいね。
最後に、黒澤明監督の映画の主役を常に飾っていた三船敏郎氏も「世界の三船」って呼ばれておりましたよね。