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第163回:映画「愛を読む人」は、無償の愛のラブストーリー!
先日、2009年第81回アカデミー賞5部門ノミネート。そして、女優のケイト・ウインスレット女史が助演女優賞に輝いた「愛を読む人」を鑑賞致しました。原作は、ベルンハルト・シュリンク氏のベストセラー小説「朗読者」です。
この映画は、人間として決して許されない罪とは言え、職務を全うした女性ハンナの「罪と罰」と本当の事を言えば罰が軽減される事を分かっていても貫いたハンナの「誇り」が絡み合って、21歳年下のマイケルの少年の日の恋が「無償の愛」へと変わって行った究極のラブストーリーだったと思います。
終盤、ハンナが自分の「誇り」を死をもって貫いたと知らないマイケルが、約40年前と同じ様に花束を持ってハンナを迎えに行くシーンには粋さを感じながらも心が痛みました・・・・・
オスカーを逃したとは言え実年時代のマイケルを演じたレイフ・ファインレット氏の演技は、流石トニー賞・英国アカデミー賞・オスカー多数ノミネートの実力を見せ付けておりましたね!
そして、少年時代を演じた新人のデヴィッド・クロス氏の演技も素晴らしかったです。
私は、ここ3〜4年何かと忙しく映画をあまり観ておりませんでしたが、子供の頃より映画オタクだった私には、至高の作品でした。人生の見える映画はやはり素晴らしいですね!