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第182回:ガラス蒔絵工芸
私はガラス絵を得意とするルーマニア人の画家の知人がおります。その知人は、元々は写実的な画家でしたが、少しずつ抽象画に移行し、今ではガラス絵と云う独特の技法で絵を描いております。
ガラス絵とは内側に逆絵を描き、表面から見た時に正常な絵に見せる大変高度な技術を要する手法なんですよ。
そして、最近は「ガラス蒔絵工芸」と云う、ガラスに日本の伝統ある技法をガラスに素材を求め、ガラスと塗料の合性の悪さを克服し、塗り面の密着を完成させた「ガラス蒔絵製品」があります。
日本の伝統文化の匠の技の職人で在られる蒔絵師・塗師の方々のコラボによるガラス蒔絵製品の躍進がとても楽しみですよね!
・蒔絵(まきえ)とは、漆芸の技法の一つで、漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、其れが乾かない金や銀などの金属粉を「蒔く」事で器面に定着させる技法です。
・漆器(しっき)は、木や紙などに漆(うるし)を塗り重ねて作る工芸品です。