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第193回:シャガールとパリ・オペラ座の天井画
私は、子供の頃より絵画がとても好きで、ダビンチ・フェルメール・ドラクロワ・セザンヌ・モネ・ルノワール・ドガ・ゴッホ・ゴーギャン・マチス・ロートレック・ダリ・シャガール・北斎・歌麿などと幅広く興味を持っております。
そこで、今回は数十年前にフランス・パリのオペラ座の天井を観て心踊ったマルク・シャガール(1887〜1985)の天井画のお話をさせて頂こうと思います。
フランス・パリにあるオペラ座は、ナポレオン3世の第二帝政を称える記念的建造物として、シャルル・ガルニエが設計し1862年7月21日着工・1875年1月15日落成式を迎え、設計者の名から「ガルニエ宮」とも呼ばれております。
そして、1964年にはロシア生まれのユダヤ人マルク・シャガールの天井画(夢の花束or花の都)が完成しております。
シャガールの天井画は、シャガールの様々な絵画が所狭しと描かれており、ルネサンス絵画の様な宗教的なタッチではなく空想に満ちた夢溢れる現代的絵画です。
ロシア生まれのユダヤ人のシャガールをフランス文化に融合させた作家で当時文化相だったアンドレ・マルローが周囲の反対を押し切って大抜擢したそうです。
私は、古典と現代アートとの融合したマルク・シャガールの天井画を目の当たりにする以前から、其の天井画のリトを持っておりましたので、リトでは味わえない実物の凄味に圧倒され所持しいる嬉しさに何よりも心踊った事を昨日の様に憶えております!