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第199回:誕生石の由来
今年の「母の日」、皆様はきっと素敵な一日を過ごされ事と思います。
私の「母の日」は、子供達から薔薇の花束と薔薇のフレグランスを貰い、同居している86歳の実母には和菓子と小物入れをプレゼント致しましたが、驚いた事に母が「母の日に形見をあげる!」と言って、大切にしていた指輪をくれました。
其の指輪は、海外旅行好きだった両親がビルマ(現在はミャンマー)の鉱山見学に行った時に購入して来たバイオレットサファイアの石で作った指輪です。
サファイアは私の誕生石でもあり、私の娘の誕生石でもありますので、数十年後の「母の日」に、私も此の母の様に「粋な計らい」の形で、母から貰ったバイオレットサファイアの指輪を娘に形見として渡したいと思っております。
ところで、サファイアとルビーが同じ原石って御存知ですか?
鉱物学的には、コランダム(酸化アルミニウム)の変種で、硬度10のダイアモンドに次ぐ硬度9の硬い石です。そして、赤い石だけをルビーと呼び、その他の色がサファイアなんです。(ブルーサファイア・ピンクサファイア・イエローサファイア・ホワイトサファイア等)
それでは、生まれ月に因んで定められた誕生石の由来をお伝え致しますね。
旧約聖書の「出エジプト記」に記されているユダヤ人高僧の胸に飾られた黄道十二宮をかたどる12の宝石による。又は、新約聖書「ヨハネ黙示録」の新エルサレムの東西南北12の門の12の石垣の基礎石によるとも云われております。
後、占星術からとも云われているそうです。
そして現在の誕生石は、1912年にアメリカの宝石協会が、著名な宝石学者であるクンツ博士の研究を元に誕生石リストを制定したそうです。又、1937年イギリスにおいても独自の誕生石リストを制定したんですって!
其の後、1952年にアメリカの宝石協会が再度リストの改訂を行っております。
日本に於いては、1958年に全国宝石商組合が東洋の宝石珊瑚と翡翠を加えて誕生石リストを作成したそうです。
1月 ガーネット 秘めた情熱
2月 アメジスト 高貴・知性
3月 アクアマリン 幸福をもたらす・珊瑚幼な心
4月 ダイアモンド 至宝の輝き
5月 エメラルド 精神安定
翡翠 徳・長寿・良き知らせ・健康
6月 真珠 女王の品格
ムーンストーン 母性本能
7月 ルビー 愛の疑惑
8月 ペリドット 運命の絆
サードオニキス 夫婦和合・幸せな結婚
9月 サファイア 誠実・慈愛
10月 オパール 無邪気・希望
トルマリン 希望
11月 トパーズ 希望・友情・友愛・潔白
シトリン 活力・希望・勇気・社交性
12月 ラピスラズリ 崇高・高貴・尊敬
トルコ石 成功・旅の安全
タンザナイト 冷静・空想・誇り高き人
お母さん、粋な計らいを有り難う!大切にするね!