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第226回:風呂敷に包まれた菓子折り
先日、忘れかけていた日本の風情を感じさせる風呂敷に包まれた菓子折りを頂き、私はこの粋な計らいのお心遣いに感激しました。
最近はお目に掛からなくなった贈答品の作法として、日本は昔から贈答品を直接手で持って渡す事は失礼に与たるとされ、風呂敷に包んで持参するのが礼儀とされていたんですよ。
又、包んだまま渡すことを作法とする説と、包んだまま渡すと「この風呂敷にお返しを包んで戻しなさい。」という催促の意味になる説もあるんです。
何れにせよ相手方のお心遣いが伝わる贈答品には、嬉しさと感謝の気持ち伝わりますよね!?
では最後に、風呂敷の起源をウィキペディアより御紹介させて頂きます。
【起源は定かではないが正倉院の所蔵物にそれらしきものがある。古くは衣包(ころもつつみ)、平包(ひらつつみ)と呼ばれていた。それが風呂敷と呼ばれるようになったのは室町時代末期に大名が風呂に入る際に平包を広げその上で脱衣などして服を包んだ、あるいは足拭きにしたなどの説があるが明確ではない。言葉自体の記録としては、駿府徳川家形見分帳の記載が最初のものとされる。その後、江戸時代になり銭湯の普及とともに庶民にも普及した。なお平包の言葉は風呂敷の包み方の一つとして残る。】