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第246回:1100年の伝統の技「木地師」
皆様は「木地師」と呼ばれる職人さんを御存知ですか?
「木地師」とは、ろくろを使って木を削り、お盆やお椀などの器を作る職人さんの事なんですよ。
その歴史は古く約1100年前の平安時代にまで遡るんです。
「木地師」さんの御先祖様は、平安時代前期の皇子推喬親王であられ、日本全国の山の良材を使って、お盆やお椀などのろくろ細工を職業とする山の民の集団の事なんですよ。そして、現在はそういった集団が全国に散らばっているそうです。
私の地元名古屋にも50代目になられる「木地師」さんが伝統の技を受け継がられ「この仕事に限らず、きっとどの伝統的な仕事にも言える思うのですが、今の自分があるのは、全て父親だったり、その父親だったり、そのはるか前からずっと続けていてくれた人がいたからこそだと思います。私たちはいわゆる職人であって、芸術家や作家ではありません。自分自身としては、毎日当たり前のことを当たり前にやっているに過ぎないのです」と語られております。
日本の伝統の匠の技が絶えること無く受け継がれる様に、私たち日本人が最もっと日本の伝統美を学ぶ必要がありますよね!