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第248回:おばあちゃま方に大人気のネイルの発祥は!?
代々木高等学校名古屋サテライト教室の毎月1回の老人ホームのボランティア活動も7年が過ぎました。
当初は、おばあちゃま方にメイクのみのボランティア活動でしたが、最近はネイルが中心に成っております。
何故なら、手・足がご不自由なおばあちゃま方はメイクをした美しい御自分の顔を鏡で見る事が困難です。でも其の点ネイルは鏡を使用しなくても御自分の綺麗に成った爪(手)を見て楽しむ事が出来ます。ですのでネイルが大人気なんですよ!
おばあちゃま方の嬉しそうな素敵な笑顔を目にしますと、自然とボランティア活動をしている生徒達・教師達、そして施設のスタッフの方々も素敵な笑みが溢れ出します。ホント笑顔って最高!☆
では、ネイルの発祥は?
ネイル(爪)に色を施すという歴史は古代エジプト時代(紀元前3000年以前)から営まれてきたと言われており、それは身体全ての部位に彩色を施す行為の一環として始まり、更にスキンケアの様な美容術やヘアーカラーなどと共に、ギリシャ・ローマ時代へと伝えられて行っております。
ネイル発祥の古代エジプト時代は爪の色が身分を表し、王と王妃は濃い赤、その他の者は薄い色しか許されなかったと言われております。そして、爪の彩色は呪術的な意味合いも強かったそうです。又、ミイラの爪に彩色が残っていた事や古墳の屍骸近くの土や其の人骨が赤く染まって発見された事から、朱(水銀朱)は防腐剤としての効果があるという事を認識して使っていたのではないかと思われております。
因みに、植物のヘナの花の汁を用いて爪を染めていたそうです。
其れでは、それ以降のネイルの歴史は次回お伝えしたいと思います。
※古代人は特に赤色を好んでいたと言われ、太陽の赤・血の赤を表し、神聖な色として尊ばれていました。