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第249回:ティーカップの内側の色彩の意味と役割
前回の続編「ネイルの歴史」は、次回にさせて頂き、今回はティーカップの内側の色彩の意味と役割のお話しをさせて頂きます。
ティーカップの内側の色彩は大きく分けて、金彩・絵柄・白無地に分けられ各々に意味と役割があるのです。
・金彩⇒金彩には、艶消しと艶有りがあります。
艶消しは紅茶に適しております。
何故なら、紅茶はコーヒーと違い透明感がある為、紅茶の赤みを引き出してくれるんです。それ故に、「紅茶を化粧する」とも言われております!
例えば、ウバ茶の様にティー色が濃いと深みのあるガーネット色になり、ダージリンの様に薄いティー色は鮮やかなトパーズ色になるからです。そして、飲み進むにつれて光の透過性によって、紅茶の輝きの変化が味わえるのも艶消しならではなんですよね。
では、金の艶有りのティーカップとなりますと、透明感のある紅茶は金の輝きに負けてしまいます。でも、コーヒーは紅茶の様な透明感が無くカップの底が見えにくい為、金彩とコーヒー色が対比してゴージャスさが増します。ですので、艶有りはコーヒーに適しているんですよね。
・絵柄⇒特にティーカップは開いた形状の為、外見の絵柄が見えにくいので、カップの内側に絵を施し、お茶を頂く前後に絵柄を楽しむ様になっております。
・白無地⇒内側の白無地は、紅茶・コーヒー・緑茶等の色具合・茶葉・豆の品質・銘柄を見極める為の必須条件です。其の上、その美しいティー色は味覚を向上させる手助けになるとも言われております。
日常のありふれたティータイムを三種様々なティーカップで、風情ある優雅な一時として楽しむのって素敵ですよね!☆