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第257回:誰しにも訪れる老い
私は、約10年前に実父が他界してから、実母と同居しており、母は大正15年生まれの87歳です。
同居当初から物忘れが多く認知症の症状は見受けられた母でしたが、私は此の時に認知症と言う「得体の知れない物の怖さ」を知る由もありませんでした。
認知症って、平たく言えば脳の低下ですので、理性が追いやられて我がまま・怒りの極限状態が続いたりと本人には中々制御できないんです。そして、全面に出て来る本能・・・私には理解し難いです。
認知症の母を目の前にして、私は遣る瀬無い気持ちと老いの怖さを痛感しております。
長寿・・・考えさせられます。
ただ思う事は、母に対して悔いのない介護を家族と共にと言う事だけです。