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女性の生き方に関するコラム
第270回:「才色兼備」の究極は・・・
皆様は、マズロー氏の定義をご存知ですか?
アメリカの心理学者で欲求5段階を説いた人物です。
マズロー氏は、欲求を三角形で表し、底辺から「生理欲求」「安全欲求」「社会欲求」「承認欲求」「自己現実欲求」の順に並べ、人は下から心を満たす行動をすると理論づけました。ですか、マズロー氏は晩年、第6段階として「自己超越=社会貢献」を唱えております。
女性として在るべき生き方も此の定義に則っていると感じます。
未熟なうちは「眠い」「仲間が欲しい」、そして人を尊敬する事を覚えると「愛されたい」と感じ、より自分をアピールし好感を持って貰いたいと思う様に成ります。愛されたいというのは、家族が出来れば強く思うでしょうし、認めて貰いたいとは責任のある仕事を任された時かもしれません。その時に人一倍周りに配慮し、自分を真剣に見つめ、磨きを掛ける事が肝心です。
欲求は段階を経るもので、私は7年前から始めた老人ホームのボランティア活動を経て、還暦(60歳)を目前にした辺りで己を振り返ると「社会に貢献したい」という気持ちが増々湧いてくるのです。
自分の立場を知り、見合った振る舞いと周囲へのケアをする。そして人に尽くす事で、完成された究極の「才色兼備」が、成し遂げれるのだと思います。