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第341回:和服の豆知識・訪問着と付下げの違い
訪問着は着物を広げた時に、縫い目に関係なく一枚のキャンバスの様に大きく図柄が構成されています。
付下げは反物に成っており、柄が縫い目にかからない様に染めてあります。又、柄は飛び柄であったり、小さくまとめられた柄が描かれている事が多いです。
つまり、大胆な裾模様には成っておりませんが、柄の位置が考えられており、仕立てれば柄は逆さにはならず、裾のあたり、袖、胸、肩など各要所に上手く出る様に成っております。
展示場での訪問着と付下げの簡単な見分けとして、
訪問着は着物の形
仮絵羽(かりえば)にした形、つまり着物の形になって衣桁にかかっていたり、たたまれている事が多いです。
付下げは反物のまま
反物のまま巻かれている場合が殆どです。