女性の生き方 < コラム
女性の生き方に関するコラム
第407回:SNS疲れ
中部高等学院 SCHOOL LIFE
青年期の心と身体コーナー
平成28年度4・5月号より
皆さんが過ごす10代後半から22歳頃を青年期と言います。
青年期の心について知り、自分に置き換えてみましょう。
今回のテーマ「SNS疲れ」
ほとんどの生徒が利用している『twitter』や『LINE』などのSNSに疲れてしまう人が現在増えているようです。
数日間リプライが来ないと不安になってしまう。既読無視が辛い。投稿に「いいね!」が付くのが楽しみで一日に何度も投稿してしまう。こうしたSNS依存により『SNS疲れ』が生じ、うつ病になってしまう人も増えています。
そうは言っても友達と繋がれるのは楽しく、コミュニケーションツールとして大変便利なものです。
どうして思いつめてしまうのか、依存してしまうのかを探ってみましょう。
*青年期の発達課題『アイデンティティの確立』
アイデンティティは“自分は自分である”という感覚の事であり、他者との比較や心理的葛藤を乗り越えることで「自分とは何か」を探りアイデンティティを確立していく。
10代の時期は〈周囲から受け入れられている安心感〉によりアイデンティティの確立が進んでいく。この経験が青年期以降から老年期に至るまでの発達の基礎となる。
SNSでのつながりの中で「認められたい!」「もっと注目してほしい」と言う気持ちになってきますがそんな時〈自分らしさとは何か〉考えてみて下さい。
友達も家族もありのままのあなたをきっと受け入れてくれるはずです。