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第484回:薩摩切子と江戸切子の違い
お水を飲むコップひとつでも、素敵なコップで飲むと飲まないでは、美味しさ・気分が違ってきませんか!?
特に、色ガラスに彫りを施したガラス細工は、光の屈折によって様々な表情があり、本当に素敵ですよね!
代表的な色ガラス細工に、薩摩切子と江戸切子がありますので、其の違いをネット情報でお伝えしますね。
【特徴・江戸切子との違い 同時期の江戸切子との違いは、江戸切子が透明・無色な硝子(透きガラス)に細工を施したものなのに対し、薩摩切子はより細かい細工(籠目紋内に魚子紋等)や色被せ(en)と呼ばれる表面に着色ガラス層をつけた生地を用いたものが多く、またホイールを用いた加工の有無が挙げられる。】
※薩摩切子は、長崎等から伝来した外国のガラス製造書物を元に江戸のガラス職人を招くなどして第10代薩摩藩主島津斉興によって始められ、11代藩主島津斉彬が集成館事業の一環としましたが、薩英戦争時にイギリス艦艇による集成館砲撃で被害を受け、幕末維新から西南戦争へ至る動乱もあってその技術は明治初頭で途絶えたそうです。
その為「薩摩切子」は、単に薩摩国で作られた切子というより、薩摩藩によって作られた格別の切子という意味合いが強いそうです。当時の薩摩切子は現存するものは大変に少なく、現存数は200点程度と言われておりますので、貴重で骨董として高価で取引され、300万?2000万円の価値が付けられております。
※江戸切子は、江戸末期に江戸(現在の東京)で始まったカットグラス工法のガラス工芸・ガラス細工です。