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第500回:八丁味噌騒動
農林水産相は、産品の名称(地理的表示)を知的財産とし、模倣品の排除を目的とした「地理的表示保護制度(GI)」を2015年6月から施行しました。
その中で、現在「八丁味噌」の登録騒動が、起こっております。
【 騒動の概要〈ネット情報より〉
八丁味噌は、岡崎城から西へ8丁(約870メートル)の八丁村(現在の愛知県岡崎市八帖はっちょう町)で造られたのが由来。いまもこの地にある2社は「まるや八丁味噌」と「カクキュー」ブランドの「八丁味噌」で、年間計約1000トンを生産し、うち1割を欧州に輸出している。
2社は2015年6月1日にGI申請したが、17年12月に登録されたのは名古屋市にあり、2社の後に申請した「愛知県味噌溜たまり醤油しょうゆ工業協同組合」の製品。日本と欧州連合(EU)は経済連携協定(EPA)を妥結しており、八丁味噌を含めた日本側のGI品目が保護される。このため、2社はEPA発効後、EU加盟国で八丁味噌を名乗れなくなる。また、国内でも、GIマークを付けられない。
組合の加盟社は年間約600トンを生産している。岡崎の2社が製品を木おけで2年以上熟成し、重しや、その置き方まで決めているのに対し、組合の製法は「タンクでひと夏以上」などと異なっている。
農水省は八丁味噌のオリジナルを岡崎の2社とする一方、「県内全域で長く生産されてきた」として、両者の歩み寄りを求めていた。2社の代表者らは「伝統の危機」と農水省の対応を批判。一方、組合の担当者は「消費者のため、できるだけ低コストで味わいを出している」と説明している。】
【八丁味噌の由来〈ネット情報より〉
岡崎市の矢作川地域で収穫される矢作大豆と、知多の成岩(ならわ - 半田市)や饗庭(あえば - 吉良町)でつくられる塩を用いて、主に八丁村で作られていたことから、八丁味噌と呼ばれた。
八丁村は岡崎城より西へ八町(約800m)離れていたことが村名の由来とされ、現在の愛知県岡崎市八帖町にあたる。
そして、岡崎市八帖町の旧東海道を挟んで向かい合う1337年創業の「まるや八丁味噌」・1560年創業の「カクキュー八丁味噌」が、八丁味噌を名乗る事が出来ると言われております。】
上記を踏まえれば、「八丁味噌」と認められるのは、一目瞭然だと思いますが、皆様はどの様に思われますでしょうか?