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女性の生き方に関するコラム
第507回:子どもの日
祝日法2条の趣旨
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」1948年制定
元々5月5日は古来から端午の節句として、男子の健やかな成長を願う行事が行われておりました。
昔は5月のことを午(うま)の月と呼んでおり、5月の最初の午の日にしていたそうですが、午(ご)と5(ご)が同じ読み方なので、5月5日を「端午の節句」としたそうです。
この端午の節句は、中国から伝わった日本の風習です。
昔から中国では、悪い事がその家に起こらない様に、よもぎで作った人形を飾ったり、菖蒲という葉っぱを門にかけたりしてたそうです。
日本では、鎌倉時代あたりから、「菖蒲」と「尚武」が同じ読み方でしたので、菖蒲の形が鋭い剣のような形である事から、男の子の行事と成ってきました。
(「尚武」というのは、武道や武勇を重んじること。)
菖蒲の花には、魔除けの意味があった事から、強く大きく逞しく成長します様にという願いを込めたものに変わっていったのです。
又、鎧兜は武士の身を守るものですので、男の子の身を守る、武士の様に逞しく育って欲しいという願いを込めて、5月人形を飾るように成ったのです。
鯉のぼりに関しては、「黄河という大きな河の中ほどにある、竜門という流れの早い所を登り切った鯉は、いつしか竜に化ける」という中国の故事から。そして日本でも「鯉の滝登り」という立身出世、成功して立派になって名を挙げる、ことわざから来ております。