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第533回:ハロウィンの起源
ハロウィンの起源は、紀元前のケルト民族。
古代ケルトでは、11月1日が新年で、前夜の10月31日から、秋の収穫物を集めた盛大なお祭りが開かれたそうです。
又、この日には、死後の世界との扉が開き、先祖の霊が戻ってくるとも信じられており、日本でいえば「大みそか」「秋祭り」「お盆」が、一度に来る様な日なんですね。
キリスト教会が、11月1日を「諸聖人の日」を意味する「All Hallo」と定めたことから、その前夜=「All Hallo Eve」 が転じて、ハロウィンと呼ばれる様に成ったと云われております。
仮装は、悪い霊から身を守る為でしたが、現代では宗教色は殆ど薄れ、完全な娯楽イベントとして、仮装が行われております。
アイルランドの古い民話を元にした「ジャック・オ・ランタン」は、アメリカでカブからカボチャへと姿を変えました。
「トリック・オア・トリート」の言葉は、1920年代に初めて登場し、徐々にアメリカ全土へと広まり、ハロウィンの風習として定着したのは、1950年代になってからです。
ハロウィンは、長い年月を経て、ヨーロッパ各地そしてアメリカへと宗教行事や各地の風習と複雑に混ざり合って、今日に至ったんですね。