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第265回:ネイルの歴史 其のニ
コラム第248回で古代エジプト時代のネイルのお話しをさせて頂きましので、今回はギリシャ・ローマ時代〜中世・ルネッサンス時代のネイルのお話しをさせて頂きます。
古代エジプトから伝承されたネイルは、ギリシャ・ローマ時代の上流階級の中で、ネイルを『マヌス・キュア』という言葉で流行して行きます。
当時のギリシャの女性は控え目な生活が望まれ、健康的な美を理想とし人工的な美は好まれず、爪のお手入れとしてのマニキュアが流行したそうです。
更に、中世・ルネッサンス時代になると階級層の成り立ちの影響から、芸術・文化が発達し、中でも舞台芸術が化粧の文化を発展させて行きます。
オペラの起源となるバレエが創作され、キャラクターを演じる上で演出としての化粧の表現と共に指先の演出が生まれます。そして、中世ヨーロッパの時代は、ハンマム(スパの元祖)と呼ばれた美容院でクリームを用いて爪のお手入れをしていたと言われております。